僕はアトピーでした。
ひどいアトピー。ほぼ寝たきり状態。
外に出れば振り向かれるくらいの。
でも治しました。自力で。
アトピーというのは辛い病気です。
アトピーじゃない人が想像する10倍位辛い。
痒いだけじゃない。精神的にもやられる。
集中力もなくなる。
見た目が悪いのが一番辛い。
でも、アトピーは原因が分からないって言われてます。
病院に行っても医者は
「お薬出しときます。様子を見ましょう。体質でしょうね。」
で終わり。
「コタツは汗かくから控えめに。コタツはアトピーに良くないよ。」
なんて医者に言われたときは「なにいっとんじゃこいつ。」って気持ちになりました。
はっきり言って医者も治しかたを分かってない。
何故なら原因が皮膚じゃないから。皮膚科に行っても対症療法でステロイドを処方してくれるだけ。
「アトピーは治らないから。」「アトピーは体質だから。」と言い放つ医者もいましたが、だったら体質から変えてやりましょう!
アトピービジネスって言われる位、原因不明のアトピーを治す為に、みんなの藁をもすがる気持ちを利用してクズビジネスをやってる人は沢山いますが、僕が治した方法はお金は全く掛かりません。
毎日野菜ジュースを手作りしてたんで、ジューサーは買いました。
アトピーを治す為に沢山の方法を試してきましたが、結局は内臓の健康状態の改善だけが効果を実感しました。
ということで、アトピーを治す為にやること、知っておくべきことをまとめました。
まずは僕がどれくらいの状態から治ったのかはこちらの記事で見てみてください。
毎朝Tシャツが体液でビショビショになるレベルからのスタートでした。
まずはアトピー性皮膚炎の原因を知ろう!
まずは何が原因で皮膚に炎症が起こるのかを知りましょう。
アトピーは皮膚炎ですが、皮膚に原因はほぼありません。
アトピーの原因は腸です。腸をキレイにしない限りは治りません。
ざっくりいうと、アレルギーで炎症が起きているのは皮膚。
アレルギーを引き起こすアレルギー物質を体に取り込んでいるのは腸です。(未消化のたんぱく質がアレルギーを引き起こすようです。)
アトピーというのは免疫不全の一種です。
正常な皮膚に体内の免疫細胞が攻撃を仕掛けて炎症を発生させてしまう。
病気と戦う為の機能がうまく働いていない状態です。
そして、体内の免疫細胞のコントロールを一手に引き受けているのが「腸」なのです。
健康でキレイな善玉菌だらけの腸にすることがアトピー改善に直結します。
アトピーの改善の方針を本で学ぼう
僕が聖書として、辛くなったときに何度も読んだ本を3冊紹介しています。
正直このブログより医師が書いた本を読んだ方が良い。
入門編として、甲田光雄さんの『腸をキレイにする』が1番読みやすいと思います。
脱ステは絶対にやらない!脱ステはアトピーに無意味です。
僕はやりました。
人生が一変しました。悪い方向に。
全身からリンパ液が吹き出して、人前に出ることが出来なくなり、仕事も出来なくなりました。
その後色々と調べていくうちに、脱ステは全くの無意味な行為だと分かりました。
アトピーを治す為にステロイドを塗り始めたはずなのに、ステロイドを塗るのをやめたら治る?
いま考えたら謎理論すぎて笑えます。後悔しかありません。
脱ステなんか無意味で効果がなくてただ辛いだけ。食事を改善して腸がよくなれば自然とアトピー性皮膚炎は治るので、勝手にステロイドの量が減っていきます。
『ステロイドの毒が皮膚に溜まる!』みたいのは全部嘘です。
ステロイド皮膚炎というものにはなりますが、止めれば治る症状です。
脱ステロイドは絶対にやらないで下さい。ステロイドはアトピー患者の生活を助ける天からの恵みと考えましょう。
腸内環境を改善してアトピーを治す方法
腸内環境の改善でアトピーが
治癒していく流れのイメージとしては以下の流れを辿ることになるかと思います。
2.腸内がクリーンになり、腸壁の状態が改善され、不用物を吸収しづらくなる。
3.腸内細菌の善玉菌の割合が増え、便通が良好になる。
4.免疫が正常化し、いつの間にかアトピーが治ってる。
当然ながら、今までの生活をそのまま暮らしていてもアトピーの改善はみられません。
では腸内環境を良くするには何をすべきなのか。
習慣その1 食事はよく噛んで胃腸の負担を減らそう!
良く噛むことは腸を良くするための第一歩。
口は第一の消化器官だと考えて下さい。胃腸で消化しきれなかった食べ物は体内で異物と判断されます。異物はアレルギーを引き起こす原因になります。
唾液には消化酵素が含まれているので、口内でも身体に吸収されやすくするための消化活動が行われています。
一口30回なんて甘すぎます。一口100回は噛みましょう。
実際は噛んだ回数なんて数えてられないんで、液体になるまで噛んだら飲み込みましょう。
良く噛む事は相対的に食事の時間が長くなるので、体内の血糖値が上がり満腹中枢が刺激され、自然と食事量を減らせる効果があります。
また、咀嚼によって咀嚼筋が刺激されると視床下部からヒスタミンの分泌が促進されますが、この働きによっても満腹中枢が刺激されます。
良く噛む事を意識するだけでも身体は変わります。
習慣その2 食事量を減らそう!
これが一番重要!
食事を腹6分目の量まで減らしましょう。
アトピーの人は食事の量がやけに多い人が多い。
これは僕がアトピーの人を観察しててよく思うことです。
僕もそうでした。ご飯を一合食ったあとにカラムーチョ1袋食ってたりしました。
それが幸せだったのです。
消化能力を越えた食事は腸にダメージを与えます。
それを毎度の食事で許容オーバーしていると、胃腸はダメージを受けて元々持っていた消化能力も落ちていく。
負のスパイラルです。
体が出来上がった大人の体が如何に少ない食事で活動出来るか知りましょう。
3食おにぎり一個でも余裕で日常生活を送れます。むしろその方が体調は良くなると思います。
習慣その3 食事回数を減らそう!
アトピーの要因は腸が疲弊し、回復する間が無く消化活動を続け、正常に働いていない事が要因です。
胃腸を休めるために食事の回数を減らしましょう。
まずは朝食は常時口にしない生活を身につけて、胃腸が回復する時間を作りましょう。
朝食を摂ることで良いことはほとんどありません。
- 起き抜けの胃腸が活動していない内臓へ負荷をかける
- 午前中は消化活動が続き眠くなりやすい
- 忙しい朝に食事のために時間をとられる
- 朝食には費用が掛かる
朝飯は抜いて1日2食にして空腹の時間を多く作ることがアトピー完治への近道です。
いきなりチャレンジはなかなか難しいと思いますが、野菜ジュースや果汁などで代替すると、果糖で満腹感が得られるので思ったより空腹は感じないはずです。
朝食を抜き、18時間以上食事をしない時間を空ける、『半断食』と呼ばれる状態を毎日継続することが回復への近道です。
朝食抜きに慣れたら一日一食にシフトしていくと回復スピードは更に上がります。
一日一食は朝の排泄で体内が空っぽになるようなスッキリとした生活が送れます。
習慣その4 アトピー改善の為に沢山睡眠をとろう!
睡眠は健康の為には超重要ですが、アトピーの改善にも重要です。
沢山寝ることが急激なアトピーの改善には直結しませんが、十分な睡眠は満腹中枢を正常にして、食欲を抑える効果があります。
アトピーの大敵である食べ過ぎをストレスなく防げる訳です。
睡眠中は成長ホルモンの分泌が増加するので、食べ過ぎで疲弊した内臓の回復のスピードを上げる効果もあります。
習慣その5 アトピーに悪影響な食べ物をやめよう!
まず少食にシフトするのが最重要ですが、アトピーを治す上で食べない方がいいものが大きく3つあります。
肉。牛乳。白砂糖。
肉は消化時に活性酸素を多く出し、悪玉菌のエサになり悪玉菌を増やします。
結果便が腐敗するので腸にダメージを与えます。
活性酸素は身体を老化させ、病気を作る原因です。
牛乳は、日本人の8割は乳糖不耐症といって、牛乳に含まれる乳糖が消化できず、下痢を引き起こします。動物性たんぱく質は血液を酸性に傾けるため、体内のカルシウムを消費して中和します。
牛乳を飲んでもカルシウム不足になるなんて恐ろしいですね。
ヨーグルト、チーズなどの加工食品は発酵の過程で乳糖を消費するので、乳糖は少なくなっているので特に問題ありません。
が、ヨーグルトを常食している人の腸の状態は往々にして悪いと腸の権威のお医者さんが本の中で言ってました。
特にニキビ肌の方は乳製品を断つことでスパッと吹き出物が出なくなるはず。
白砂糖に含まれるショ糖は悪玉菌の直接的なエサになります。
白砂糖は酸性食品のため、弱アルカリ性が正常である人間の体に適合させるために体からミネラル分を引き出して中和しようとするため、ミネラル不足、カルシウム不足になります。
白砂糖は体内に入ると血糖値を爆発的に上げます。その血糖値を下げる為に身体は大急ぎでインシュリンを発生させるのですが、その効果で今度は低血糖状態になる。
更に甘いものを欲する。
という一連の流れで身体はダメージをくらいます。
砂糖はその甘みで幸福に感じるホルモンが発生するので、食べるとハッピーになってしまうのが難しいところ。
アトピーのストレス発散に甘いもの。というのが習慣になっている方もいらっしゃるかもしれませんが、頑張ってやめましょう。
白砂糖はやめて黒砂糖を使うようにしましょう。
急にお菓子を止めると辛いので、僕が思うアトピーでも食べて良いお菓子をまとめてみました。
習慣その6 体に良いものを食べよう!
至極当然のことですが、体に悪いものを食べれば体に悪い。
体に良いものを食べれば体調は良くなりやすいわけです。
当たり前ですね。
それはアトピーでも一緒。
食べ物が胃腸の状態に直結し、同じくアトピーの状態に直接影響することに気が付くまで僕は非常に長い年月を要しました。
「アトピーは皮膚が弱い」
そういう先入観で生きていたからです。
野菜を食べましょう。
特に不溶性食物繊維の豊富な根菜類やアーモンドを食べましょう。
便通を良くすると共に、腸内環境を悪化させる原因となる悪玉菌のエサとなっていた、腸内に滞留している便を、食物繊維豊富で健康的な便に置き換えていくイメージです。
ただし、食べ過ぎないこと。
食べ過ぎは最も身体のダメージにつながります。
身体に良いものを食べ過ぎる位なら、少量の悪いものの食事の方がアトピーの改善につながります。
本格的に腸内環境を改善しようと考えている方は、玄米を取り入れるのがオススメです。
実際は少食の玄米菜食がアトピー改善の王道ですが、まずは少しずつ食事量と食事内容の変更で実際に効果が出るかを体感してからでも良いかと思います。
習慣その7 断食する
断食は効果抜群です。断食3日位した後の一発目のウンコは惚れ惚れするような一本クソがでます。
人間の身体は基本的には自然治癒力で常に健康になろうとしているので、体内の異物を外に出そうとします。
しかし、消化活動が始まると排泄運動は止まってしまう。
排泄のパワーを最大限引き出すのが断食ということです。
ただし、断食は準備食→断食→回復食と、ちゃんと体の事を考えて実行しないと体調悪くする可能性もあるので、色々調べてからやりましょう。
急にやり過ぎないように。
なぜ断食でアトピーの改善が計れるのか、断食中の実際の身体の反応を以下記事でまとめています。
ちなみに僕は最高21日間の断食をやりました。断食最終日にレストランのバイトの面接で、パスタを食わされて最悪の終わり方をしましたが。
水だけの断食は危ないので、野菜ジュースを買い込んでからジュース断食にチャレンジして下さい。
糖分がないとフラフラになってしまいます。
ジュース断食をしていると、一日一本は余裕で消費してしまいます。
乳酸菌を摂ろう!
それなりに重症のアトピーの場合、腸内に便が残っていると、即皮膚に現れます。
荒れた腸壁を便が通過するからでしょう。
アトピー持ちの人は、肌の調子が悪い日に便通がどうだったか考えながら生活してみてください。
ここで、逆説的に考えると、腸内に残っている便を一掃したら、症状は軽くなるのではないか。ということ。
溜まっていた便が腸内から出ると、一気に症状は軽くなります。
かゆみが引き、赤くなった炎症はサッと落ち着くことがあります。
腸内洗浄などを試すと特に体感出来ますが、身体の反応の早さに驚きます。
しかしながら、毎日腸内洗浄なんてやってられません。
乳酸菌を摂りましょう。
乳酸菌は抜群に便通を良くしてくれます。
僕がよくやっているのはピルクルがぶ飲みです。
これが本当に正しい方法かは言及しません。
ピルクルに含まれる糖分がアトピーに良いとは言い切れないからです。
ピルクルに含まれる糖分は相当多いです。
しかしながら、乳酸菌の爆弾とも言えるピルクルは超絶ウマい上、翌日の便通は目を見張るものがあります。
症状が重い方は特にピルクルを大量に飲み続けるのはおススメしませんが、ビオフェルミンなどで乳酸菌を摂ることはおススメです。
アトピー改善のフロー
- 食事内容を変える
- 食事量を減らす
- 良く寝る
- 良く噛む
- 朝食を抜く
- 出来れば昼飯も抜く
- アトピー悪化につながる食べ物を口にしない
- 短期間の断食を繰り返す
やるべきことはこれだけです。
アトピーを治したら楽しい生活が待ってるから頑張ろう
僕は脱ステして廃人のような状態から始めたので、今の生活は夢のようです。
朝起きたらTシャツがリンパ液で黄色く染まり、体に貼り付いたTシャツを剥がすところから一日が始まる。
布団は自分の剥がれた皮膚だらけ。
常に体のどこかを掻いてないと耐えられない。
鏡を見ると真っ赤なゾンビのような顔。
毎朝毎昼毎晩一人で天井を眺めながら「ヘルプミー」って呟いてました。辛かった。
アトピーが何やっても治らないと悩んでる人がこのブログを読んでくれたなら実践してみて欲しい。
でもこの方法、「アトピー治った!」って思えるまでに2年位掛かってます。
自分の欲望との戦いみたいなとこもあるんで、完璧に出来なくても落ち込まないで、少しずつ頑張りましょう。
生活をちょっとずつ正しい方向に変えていくことで確実にちょっとずつ良くなっていきます。
無理しないでステロイド使いながら徐々に治していきましょう。
「海パン一丁で、ビキニ一丁で海に行く」
そんな、健康な人なら他愛もないことですが、次の夏には美しい肌を海に自慢しにいくことを大きな目標にがんばってみてはいかがでしょうか。
おしまい。
アトピー最盛期に併発した脱毛症も少食と断食で完治しました。
本サイト全体の注意点ですが、僕は医師ではなく、経験者としての内容ですので、ご参考程度にご覧下さい。