アトピーを根本から改善するには食事量や食事内容を制限するしかない訳ですが、年単位で徐々に回復していくもののため、どのような道程でアトピーが回復していくのか想像が難しいかと思います。
実際の回復の感覚は階段を登っていくような感覚で、
「アレ。急に症状軽くなったかも」
と、一段づつ登っていく感覚です。
断食などで2段飛ばし、3段飛ばしをしていく訳ですね。
回復していく中でのステロイドの扱いについて、ブログを読んで頂いた方から質問を頂きましたので、回答させて頂きました。
アトピー改善についての質問です
こんにちは。 アトピー改善の記事を拝見させていただきました。
私自身、脱ステロイドの無意味さを最近痛感し10年以上行い辞めた者です。
そして食事で良くなる事も経験しています。
ブログの内容全てに共感できました。
ありがとうございます。
差し支えなければ質問よろしいでしょうか?
皮膚科でステロイドを処方するさい、最終的にステロイドをやめる方針の先生にみてもらいましたか?
それともとりあえずステロイドを処方してもらって、あとは食事で自分で改善を目指したのでしょうか。
またステロイドを使う頻度、減らすタイミングはどのような時だったのか教えていただきたいです。
突然のメッセージすみません。
回答
自分の場合は、脱ステしてしまって苦しみながら食事改善を進めてアトピーが出なくなりました。
テレビにチョイチョイ出る仕事をしていたため、顔にステロイドを使ったり、首の皮が全部アトピーで全く回らなくなってしまったときには薬に頼るなど、可能な限り薬は使わない生活をしていました。
その頃は辛いだけの日々だったので脱ステはオススメしない訳ですが、腸内環境が改善されて便通が良くなると、皮膚へ出てくるアトピーは目に見えて減っていきます。
単純に「痒いから、ガサガサだから塗る」という頻度が減っていくので、「自然と塗らなくなっていく」というのが回答です。
なので、お医者さんにステロイドをやめる合意はもらってないです。
痒くないから塗る必要が無くなって塗らなくなるからです。
医者がよく言う「ステロイドでコントロールして徐々に減らしていきましょう」みたいなアトピーの発生源を無視した言葉は自分は全く信用していなくて、皮膚科医はアレルギー反応への対処はステロイドを出す他やりようがないんだろうと思ってますので、
•痒いところは医者にステロイドを出してもらって抑える
の繰り返しになるかと思います。
あまりにステロイドに頼ってしまうと、痒さがないので食欲に勝つほどの気合が生まれないという懸念はありますが、アトピーの最盛期はステロイドで抑えて、軽症になりステロイド無しでもQOLを保てるようになってきたら食事のみの対応でアトピーを抑えるというのも良いかもしれません。
ステロイドで抑えた皮膚と、食事で治した皮膚はキレイさがまるで違うので、海パン1丁で夏を満喫出来るよう頑張って下さい!
ステロイドの役割を考える
ステロイドはアトピーだけでなく様々な治療に使われる炎症やアレルギー反応を抑える非常に便利な薬です。
ステロイドの成分は副腎皮質ホルモンのため、使い続けると副腎からのホルモンの分泌が弱くなって一生アトピーが治らなくなるのではないか。
というのが脱ステを推奨する側の意見かと思いますが、恐らく科学的根拠はないはずです。
そもそも、アトピーはステロイドを使っていない状況で発症しているからです。
アトピーを抑えるために使い始めた薬を、「アトピーが治らないのはステロイドのせいだ」というのは論理的ではありません。
ステロイドは調子が悪い状態の身体を対症療法的に治癒してQOLを上げてくれる超便利な薬。という捉え方が真っ当だと僕は考えています。
アトピーが悪化する。という一番の原因は、アトピーが発症するそもそもの原因を腸内環境の悪化と理解出来ておらず、食欲のまま食事を続けた結果ではないかと思います。
腸内環境を整えつつ、QOLを保つためにステロイドで症状を抑える。というのが正しい治療方針ではないかと思います。
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あくまで素人の意見
僕がブログに残しているのはあくまで素人の経験談です。
色々な意見を多角的にみて取り入れる部分は取り入れてみてもらえましたら幸いです。
無理に脱ステすると、僕のように毎日自分の剥がれた皮膚を掃除して、全身激痛で天井を眺めるだけの毎日になる可能性もあります。
脱ステだけはオススメしません。
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