全身のアトピー状態から少食と断食を繰り返して僕のアトピーは全快しました
断食は理論的にアトピーが治ります。数ある治療法の中では一番効くと言っても過言ではない。
実際にどういう状態から完治したのか、以下の記事で写真を載せてます。
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でも、今までアトピーをスキンケアで治そうとしてきた人にとっては、「断食で治る?イミフ!」となってしまうことでしょう。
アトピーは病気との付き合いが長い人程ほんとうの原因に目を向けるのが難しいと思います。色んな事を試したからこそ。
僕も色々試しましたが、治った!と思ったのは食事療法だけで、断食は食事療法の中で最も辛く最も効果がありました。
医師ではなく、経験者としての内容ですので、ご参考程度にご覧下さい。
断食は腸内改善の最短ルート!腸内改善でアトピーが治る理由
アトピーは皮膚炎であって皮膚病ではない!
アトピーは、花粉症やぜんそくと同じく、免疫の不調が原因です。
花粉症であれば、免疫が働く必要がないスギ花粉に対して、「異物だ!身体に悪いから排除!」という指令が出て、鼻水駄々漏れ状態になるわけです。
つまり、アトピーを治すというのは、身体の免疫力を正常化する事と同意ということなのです。
普通の人はアトピーが出ないのに何故自分だけ。というのは、勿論遺伝的な要素はあるにせよ、免疫が正常に働いていないと認識する必要があります。
そして、体内の免疫をコントロールしているのはどこかというと、腸なのです。
腸をキレイにすることで、体内の老廃物を減らす事と、免疫の正常化が計れるということなのです。
断食をオススメする理由は、腸をキレイにするために最も効果が高い方法だからです。
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断食で身体はどうなる?
生き物の身体は飢餓に対しては強い作りになっていて、食事を多少抜いても耐えられる構造になっています。
断食や超少食にすることで、身体は以下のような反応をします。
・食事を減らすことで、長寿遺伝子と言われるサーチュイン遺伝子が活性化することで、色々な老化要因を抑えてくれる。
・オートファージと呼ばれる自食作用で異常なタンパク質や古くなった細胞など、身体に不要なものを除去してくれる。
・空腹になると、腸を活性化して排泄を即してくれるモチリンというホルモンが分泌される。
・胃腸内では、消化にパワーを使わなくなるため、排泄機能が向上し、老廃物を排出するため腸内の環境が向上する。
・普段常に稼働している腸が休まるため、腸内の炎症や傷、腸の歪みが修復されていく。
逆に、身体に過剰に入ってくる異物を消化する機能には限界があり、消化しきれない食事は異物として体内に残り、悪玉菌の温床になったり、腸の歪み、膨張の原因にもなる。
まとめると、断食をすると身体中の異物を除去して体内をリセット。内臓の機能が向上するということですね。
どれくらいの日数断食すべきか。
無理のない範囲で。
腸の動きが悪い人は、いきなり断食をしても思うような効果は得られないかもしれません。
食事を変え、少食をしばらく続けて腸がちゃんと動くようになってから断食を始める方が効果的です。
今まで不摂生していた身体で急に長期間の断食を行うと危険なので、まずは1日断食、3日断食を何度か繰り返して断食に慣れてから、一週間以上の長期間の断食にチャレンジしましょう。
ちなみに自分は最高で21日間の断食にチャレンジしましたが、アトピーがキレイサッパリ治る程の効果はありませんでした。
実感としては、長期の断食をするより、3日程度の断食を繰り返す方が効果が高かったです。
長期的に計画を立て、老廃物を少しずつ出してくれる食事、少食を続け、たまに断食を組み入れる感覚で取り組むと良いでしょう。
水だけの断食は危ないので、野菜ジュースを買い込んでからジュース断食にチャレンジして下さい。
糖分がないとフラフラになってしまいます。
ジュース断食をしていると、一日一本は余裕で消費してしまいます。
乳酸菌も腸内改善を加速してくれます。
一日断食をしたときの身体の反応をレポートしてみましたので合わせてご参考に。
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断食で実際に起こった反応
食事療法を続けて半年位での反応。食事を再開すると再燃するが、以前より軽くなる。
食事療法を始めた初期に特に多かった症状。
恐らく体内の宿便といわれるものが断食の効果で排泄に向けて動き始めるので、腸内で吸収されて一時的なアトピー悪化に繋がると考えています。
上の反応と相反する反応だが、断食のタイミングによって反応が異なるので、多少悪化しても正しい反応と思いましょう。
断食を終了して最初の便通で落ち着くことが多かった。
7年位悩んでいた長時間座れない程のヒドい腰痛が、一週間断食の最終日にゴロッとしたウンチが出て、それから一切症状は出ていない。
この経験から骨格の歪みは内臓の歪みが起因するのかもしれないと考えている。
断食中はどこまでも身体が沈んでいくような感覚で眠りに落ちた。
憩室症とアトピーと断食
腸に負担をかける食事、食べ過ぎは腸壁が内圧に負けて憩室症という、腸に小袋が出来てしまう状態になってしまいます。
個人的には腸壁が膨らんで薄くなってしまった状態の憩室に便が入り込んでしまうことが宿便、アレルギーの要因に繋がる気がしています。
断食によって腸壁が正常に戻ろうとしたり、宿便を出してくれる。
医師ではないので、これは理論ではなく治した過程での実感ですが。
以下のリンクで実際の憩室症の状態、便が入り込んだ状態の写真が見ることができます。
ちなみに僕も大腸内視鏡検査をしたときに、憩室症の診断を受けています。
断食でアトピーを完治するまとめ
断食は確かな効果があります。
一時的に外部からの異物を遮断して、身体の自然治癒力を高める方法なので、アトピーだけでなく、様々な病気に効果があります。
正しい方法で断食にチャレンジすることをオススメします。
以前紹介した3冊の本のどれかを読んでからチャレンジしてみると細かい断食の行い方が分かりやすいと思います。
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断食だけでなく、日々の生活習慣を見直すことから始めましょう。
![](https://atopic.work/wp-content/uploads/2017/09/muscles-2525200_640-160x90.jpg)
以上、『断食したらアトピーは完治した。断食でどうして治るのかを理論的に攻めてみる。』でした。